DECEMBER'S CHILDREN at 日本武道館 2/2

時は20時を過ぎ。

9mm Parabellum Bulletが燃え上がるような灼熱の空間を作り上げ、
武道館のボルテージが最高潮に達したところに静寂が生まれる。

 

いよいよラスト、凛として時雨

静寂の中に緊張のようなものも感じられる中、345さんの透き通る声から幕が開ける。

〝illusion is mine〟

そこからグッと引き寄せるかのように
〝I was music〟〝DISCO FLIGHT〟と立て続けに演奏。

そして新曲〝abnormalize〟を披露。

さらに〝JPOP Xfile〟

このまま一気に最後まで突っ走るのか?

345さんの物販コーナーはあるの?

という気持ちもどこかにある中、TKが口を開く。

 

TK「みなさんにお伝えしたいことがあります」

僕「(おぉ。え、か、解散とか、、、ないよね、、、、)」

 

TK「来年の6月にじゅ....」
TK「....」
345・ピエール「(28日)」

 

TK「28日にここでワンマンやります」

 

みんな「ええええええええうわぁああああああああ」
みんな「きゃぁあああああいやぁぁぁぁぁぁぁあ」
TK「あと2曲楽しんで下さい」

 

会場のざわめきが収まらない中で選ばれた曲は
〝Telecastic fake show〟
ここで一番の盛り上がり!!
に、なるはずが個人的には「え、武道館?ワンマン?6月28日何曜日?!」って気になって気になって仕方が無くて笑

それと、あと2曲ってことは残すはあと1曲。

時雨のライブに来られる方はご存知だと思いますが、

ラスト1曲は〝傍観〟だったり〝Sergio Echigo〟だったり、スローテンポな曲で締めることが多いです。

 武道館では〝nakano kill you〟聴けなかったなぁ

って、思ってたら

 

TKのギターからハウリング音が流れる。

こ、この感じ、知ってる!

ピエールがハイハット鳴らす!!
〝nakano kill you〟だぁーっ!!!

ラストに〝nakano kill you〟持ってきたぁーっ!!!
号泣。

音楽を聴いて涙を流すなんてこと、自分の人生ではありえないって思ってたのに

まさか、こんな激しくメタルちっくで殺伐とした名前の曲を聴いて涙を流すなんて。

約3分間という短い時間の中で色んな思いが溢れて、思いの分だけ感じるものも違うんだなぁ、と。

 

今思えば、この熱を武道館ワンマンに繋げるかのようなセットリストだったなぁ、と思っています。

時雨の武道館はこれで終わりじゃないよ、ワンマン楽しみにしててよ、みたいな。
今日本当に、ここに来てよかった。

2013年6月28日は木曜日らしいですが、絶対に行きます。

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『DECEMBER'S CHILDREN at 日本武道館』